先日、租税教室の講師をしてきました。小学生の前で話すというのは初めての経験です。
やるまでは気が重かったですが、やってみると楽しめました。
租税教室の依頼が多いのは5月~7月
小学校、中学校から租税教室の依頼が多いのは、5月~7月です。
(租税教室は税理士会の支部単位で行っています。支部によって差があるかもしれません)
税の作文を提出するのに合わせて、その時期に依頼するのだとか。
私は子供の頃、税の作文を書いたり租税教室も受けた記憶はありません。
税の作文提出がない学校でよかったと思ってしまう・・・。
話すことを絞る
租税教室は、パワーポイントが税理士会で用意されていて台本もあります。
ただ、そのパワーポイントの内容をすべて話すと、かなりのボリュームになります。
そのため、話す内容を絞りました。話す内容は、税金の集め方、税金の使い方、税金の決め方の3つです。
税理士の仕事、税金の種類などは端折りました。
税金の集め方では、消費税と所得税の集め方をクイズを交えながら説明し、どちらが公平と感じるか、手を挙げてもらいました。所得税の集め方が公平と感じる子どもが多く、そんなことが分かるのも面白かったです。
小学生に話してみて
普段小学生と接することがないので、話を聞いてくれるのか不安でした。
実際に授業をしてみると、参加してくれました。みんな真面目で優しいですね。
当日は、3つのクラスを3人の税理士が一つずつ担当しました。
私が担当したのは3つ目のクラスで、最初の2クラスは見学や補助講師をしました。
多少騒がしいクラス、おとなしいクラス、反応がいいクラスなど、クラスによって違うものだなあと感じました。
日本の税収入を説明するとき、
70,000,000,000,000円と黒板に書いて、これ読める人いますか?と聞いてみました。
即座に、70兆円と答えた子どもがいました。
すごい!!(私は0をひとつずつ数えないと答えられません)
今年の租税教室の担当は終わりました。
今年は初めててこなすことに精一杯でした。来年は話すこと、進め方を工夫してみるつもりです。