会社を辞めてフリーランス(個人事業主)になるとき、生活費でどれくらいのお金が出ていくのか、
計算しておく必要があります。忘れがちでありながら、負担が重いのが、社会保険料と住民税です。
私も2ヶ月後からフリーランスです。計算してみたら、こんなにお金が出ていくんだ、とずっしりきました。
これから支払う金額と時期を確認
会社員のときは、住民税と社会保険料は、給料から引かれています。
引かれた後の金額が振り込まれているので、支払っている、という感覚が薄くなります。
フリーランスになると、自分で支払うので、負担感が増します。
通知書がきて焦る前に、支払う金額と、支払う時期を確認しておきましょう。
社会保険料は、健康保険と国民年金保険
社会保険料は、健康保険料と国民年金保険料になります。
健康保険料
会社員だった方は、会社を辞めた後、任意継続保険と国民健康保険のどちらかを選ぶことができます。(年間収入が130万未満見込みなら、ご家族の健康保険に入るという選択もあります)
任意継続保険とは、会社員のときに入っていた健康保険に、継続して入るというものです。
こちらを選択した方がいい場合は、任意継続保険料の方が、国民健康保険料より、安くなるとき。
そのため、任意継続保険料、国民健康保険料、それぞれが、いくらになるのかを計算して比べる必要があります。
任意継続保険料は、退職時の給料の金額で決まりますが、上限があります。
上限以上のお給料だった人は、任意継続の方が、有利になることが多いです、
会社員のときに入っていた健康保険のホームページで、確認してみましょう。
国民健康保険料は、自分とご家族の前年の所得、ご家族の人数によって決まります。
お住まいの市区町村のホームページで、確認することができます。
任意継続保険には、注意点があります。
- 会社員のときは、会社が健康保険料の半分を負担していましたが、任意継続では全額を自分が支払います。
- 会社を退職してから20日以内に手続きをする必要があります。
- 任意継続保険に入れるのは、2年間です。
健康保険は、自分が支払う保険料によって、病院で支払う金額に違いがありません。支払う保険料が少ないにこしたことがないです。
支払う時期は、任意継続保険、健康保険料とも、毎月と前納が選べます。
国民年金保険料
会社員のときは、厚生年金保険に入っていましたが、フリーランスになると、国民年金保険に入ることになります。
厚生年金保険料の金額は、給料によって決まりましたが、国民年金保険料は、金額が決まっています。
支払う時期は、毎月か前納が選べます。
住民税
住民税は、今年の住民税を、6月以降に支払います。
今年の住民税は、前年の所得に対して、金額が決まります。
今年の住民税を、概算で計算するときは、前年の源泉徴収票をみてみましょう。
前年の所得は、「給与所得控除後の金額」から「所得控除の額の合計額」をひいた金額です。
10%を掛けます。
ここで出た金額よりは、多い金額になりますが、概算金額は分かります。
(住民税の方が、「所得控除の額の合計額」が少なくなるので、税率を掛ける前の金額が大きくなります)
会社を6月以降に辞めた場合は、最後の給料から引くか、自分で納付するかが、選択できます。
最後の給料から引ききれない場合は、自分で納付します。
自分で納付するときは、年4回(6月末、8月末、10月末、翌年1月末)になります。
住民税は、通知書が自宅に届いて、納税額に驚くことが多いです。事前に金額を確認しておきましょう。
【あとがき】
昨日から酒粕に漬け込んでおいた鶏肉をしょうが焼きにしてみました。酒粕に漬け込むとお肉がしっとり、柔らかくなりました。