青色申告は帳簿をつけなくてはいけないので・・・と、白色申告をしている個人事業主の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
白色申告でも帳簿をつけることは必要です。
白色申告も帳簿は必要
白色申告は帳簿は必要ない、というお話をきくことがありますが、白色申告でも帳簿は必要です。
売上と経費の帳簿をつける必要があります。
青色申告→帳簿が必要、白色申告→帳簿が不要
というわけではありません。
青色申告になると、帳簿の難易度があがる、というだけです。
帳簿に必要な項目
帳簿をつけるというと、難しく感じられ、会計ソフトや簿記の知識が必要なのではないかと思われるかもしれません。
白色申告で必要な帳簿は、売上と経費の記録をつけることです。
記録するのは、日付、相手方の名称、内容、金額です。
これだけなら、簿記の知識は、いらないかなと思います。
手書きのノートでも、エクセルなどの表計算ソフトに入力するのでも構いません。
会計ソフトは必要ありません。
白色申告の帳簿と青色申告の簡易な帳簿
今まで白色申告をしていた方には、青色申告の帳簿はハードルが高いと思われるかもしれません。
青色申告の帳簿には、簡易な帳簿と、難易度が高い帳簿があります。
白色申告の方で、青色申告にするのをためらっている方のお話を伺うと、青色申告の難易度が高い帳簿を想定している方が多いです。
難易度が高い帳簿は、会計ソフトが必要で簿記の知識も多少必要になります。
一方、青色申告の簡易な帳簿は、会計ソフトの使用は必須ではありません。
実際、白色申告で必要な帳簿をつけるのと、青色申告の簡易な帳簿をつけるのとでは、手間に違いはありません。
白色申告なので帳簿は必要ないと思っていたという方は、これからせっかく帳簿をつけるなら、青色申告で簡易な帳簿にすることを検討してみましょう。