定年退職後の確定申告。申告方法・納税方法の種類と申告までのスケジュール

定年退職をすると、自分で確定申告をする必要がある、または、確定申告をした方がいいときがあります。
確定申告の作成方法、納税方法、確定申告のスケジュールをご紹介します。

目次

確定申告の作成方法

確定申告の作成方法は、手書き、パソコン、スマートフォンの3つになります。

手書き

確定申告用紙を最寄りの税務署でもらって、用紙に手書きで記入していきます。
用紙は国税庁のホームページでPDFファイルをダウンロードすることもできます。
国税庁の確定申告の手引きや記載例を見ながら、1つ1つ項目を記入して自分で税額を計算します。

提出方法は、税務署へ持参する、または税務署へ郵送します。
どちらも控えを一緒に提出して、税務署が受け付けた「収受印」を押してもらいましょう。
郵送するときは提出用、控え、返信用封筒を送ると「収受印」を押された控えが返送されます。

パソコン

国税庁のホームページの「確定申告書等作成コーナー」で作成します。
画面の案内に従って項目を入力していくと、税額を計算してくれます。

提出は、印刷して紙で提出、または、データを送信するのどちらかを選びます。
印刷して紙で提出する場合は、手書きの提出方法と同じです。

データを送信して提出するには、マイナンバーカード、または、ID・パスワード(事前に税務署で行って取得する)が必要になります。
マイナンバーカードでデータ送信するには、令和2年分まではICカードリーダーが必要でした。令和3年分からはマイナンバーカード読み取り対応のスマートフォンがあれば、ICカードリーダーが不要になりました。

スマートフォン

国税庁のホームページの「確定申告書等作成コーナー」で作成します。
令和3年分からは、給与所得、雑所得(年金は雑所得になります)、一時所得(満期保険金、保険の解約返戻金など)に加えて、上場株式等の売却や配当があるときもスマートフォンで申告できるようになりました。

提出方法は、データ送信になります。
データを送信して提出するには、マイナンバーカード、または、ID・パスワード(事前に税務署で行って取得する)が必要です。

確定申告書を提出する税務署は、住所を管轄する税務署です。住所を管轄する税務署は、国税庁のホームページで調べることができます。

納税方法

確定申告をして納税になったとき、税金を納める方法は、以下の方法があります。

還付になる場合は、申告書第一表の右下に入金する口座を記入します。国税庁の確定申告等作成コーナーで作成する場合はメッセージが出ますが、手書きの場合は意外と忘れやすい項目です。忘れずに記入しましょう

  • 現金
    納付書(税務署でもらいます)に記入して、税務署か銀行で支払います。
    国税庁のホームページでQRコードを出力してコンビニエンスストアで支払う方法もあります。
  • 振替納税
    振替納税とは、指定する銀行口座から自動引き落としで税金を納める方法です。一度手続きすれば毎年手続きをする必要がありません。
  • インターネットバンキング
    e-taxで手続きをします
  • クレジットカード
    インターネットの専用サイトで手続きをします

確定申告のスケジュール

確定申告は、2月16日から3月15日の間に税務署へ提出します。納税の期限は3月15日です。

還付になる場合は1月1日から行うことができます。

年金収入がある方は、年金の源泉徴収票は1月の中旬頃届きます。12月から1月に年金の源泉徴収票以外の書類を準備しておき、年金の源泉徴収票が届いたら確定申告を行うスケジュールになります。

【あとがき】
2回目のワクチンを受けてきました。1回目は微熱が出たのですが、2回目はまったく熱が出ませんでした。

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