国税庁の確定申告書等作成コーナーを利用して、確定申告をされる方向けに、個人年金保険の入力方法についてお伝えします。
個人年金保険は、雑所得の「その他」
個人年金保険は所得の種類は、「雑所得」になります。
雑所得には、「公的年金等」「業務」「その他」の3つがありますが、個人年金保険は「その他」になります。
確定申告書等作成コーナーでは、雑所得の「業務」と「その他」の横にある「入力する」を選択します。
(入力したことがあると、「訂正・内容を確認する」という表示になっています)
![](https://ym-blog.com/wp-content/uploads/2023/03/個人年金の入力箇所1-650x495.png)
![](https://ym-blog.com/wp-content/uploads/2023/03/個人年金の入力箇所2-650x278.png)
年金がつくので紛らわしいですが、個人年金を入力する箇所は、「公的年金等」ではありません。
公的年金等と個人年金では、所得の計算方法が違いますので、間違えないようにしましょう。
必要経費、源泉徴収税額の入力を忘れずに
種目は、個人年金を選択して、
収入金額、必要経費、源泉徴収税額を入力します。
保険会社から送付された支払内容のお知らせを見ながら入力します。
![](https://ym-blog.com/wp-content/uploads/2023/03/個人年金の入力箇所3-647x650.png)
![](https://ym-blog.com/wp-content/uploads/2023/03/個人年金支払内容のお知らせ.png)
必要経費、源泉徴収税額の入力忘れも多いです。
必要経費、源泉徴収税額の入力を忘れると、税金が多く計算されることになります。
過去の訂正は5年前まで可能
過去の確定申告で、個人年金保険の必要経費や源泉徴収税額の入力を忘れていた場合、
税金を多く納付していた、または、還付される金額が少なかった、ということもあります。
5年前までなら、訂正して税金を戻してもらうこともできます。
確定申告書等作成コーナーでも、訂正する申告書を作成することができます。
![](https://ym-blog.com/wp-content/uploads/2023/03/過去の申告書を修正したいとき-650x249.png)
ただし、過去の訂正をするときは、間違っていたことを証明する書類の提出が必要となります。
個人年金保険の訂正であれば、間違っていた年分の「支払内容のお知らせ」を提出します。
確定申告での個人年金保険の入力方法についてお伝えしました。
確定申告で、個人年金保険の入力についてよく分からないという方は参考にしてみてください。