税理士になる前は、経理の仕事をしていました。経理、税理士にとって、会計ソフトは必須の道具です。今まで私が使ったことがある会計ソフトを振り返ってみました。
経理時代
大学を卒業して、就職したのは、電子部品のメーカーでした。
最初の仕事は、ナンバリングマシンで伝票に連番を振り、伝票を入力していくこと。
伝票を入力する画面は、黒い画面に緑色の文字。
パッケージの会計ソフトではなく、会社独自のシステムだったと思います。
次に働いた就職情報サービスの会社では、最初は、ユニシスのシステムでした。
これも、会社独自のシステムでした。
しばらくして、販売管理・会計・人事のソウフトウェアを、一新することになり、OBIC7になりました。
OBIC7は、パッケージのソフトウエアですが、会社の業務にあわせて、カスタマイズもしました。
そのため、会計ソフトというよりは、会社のシステムの一部のようなイメージでした。
税理士になってから
税理士になってから初めて、会計ソフトというものが、いろいろあることを知りました。
- 弥生会計
税理士になって初めて使った会計ソフトです。
過去の仕訳を自由に修正できることに、衝撃を受けました。
(他の会計ソフトも過去の仕訳を修正できるということを後から知ります)
経理の仕事をしていたときは、月次を締めたら修正はできず、修正仕訳をいれていましたし、誰がどの仕訳を入れたのかというログが残りました。
(間違えたと気づき修正仕訳を入れるときは、間違いの記録が残るので憂鬱でした)
弥生会計では、過去の仕訳を簡単に修正ができることに驚きました。
画面、帳票が見やすい方だと思います。
- PCA会計
お客様が使っていたので、会計データの確認と修正で使っていました。
Excelに出力すると、紙に印刷するイメージで出力されるので、並び替えをするのにひと手間かかります。
- キーパー財務
こちらもお客様が使っていたので、会計データの確認と修正で使いました。
お客様のデータを確認するときは、
お客さまがサーバーにデータをアップロード
↓
会計事務所側で、サーバーから自分のパソコンにダウンロード
という方法をとります。
そのため、会計事務所側が、データを確認して修正しているときは、お客様側がデータを更新できません。(更新すると、お客様側と会計事務所側でデータが一致しなくなるので)
単一仕訳のみというのも、人によっては使いにくいかもしれません。
- マネーフォワード
従来の会計ソフトをクラウドにした感じなので、最初に使うクラウドソフトとしては使いやすい印象です。
決算書の文字が小さいところが気になります。
- JDL
お客様が使っていましたが、こちらはデータをもらうだけでしたので、使用感は分からず。
- freee
独立してから使い始めました。税理士のなかでは使いにくいという噂をききますが、私にとっては慣れの問題かなと思いいます。
いくつかの会計ソフトを使ってきましたが、どの会計ソフトも、使いやすさにはそれほど差がないと思っています。
今、私が会計ソフトで重視するのは、データのインポートとアウトポートができて、データのインポート・アウトポートがしやすいことです。
【あとがき】
近所のイタリアンレストランでランチしました。
このような状況下で工夫しながら頑張っているので、応援しているお店です。