終活の財産整理 使っていない預金口座は解約する

今はもう使っていない預金口座はお持ちではないでしょうか。
使っていない預金口座があれば、整理することをおすすめしています。

使っていない預金口座は多い

相続税の申告のお手伝いをしていると、入出金が数年〜数十年なく、残高は数百円〜数千円という預金口座をかなりお見受けします。

銀行口座はいくつかある、という方は多いでしょう。
以前働いていた会社からの振込口座だった、借入をするときに作った、取引先の関係で作った、以前住んでいた場所の近くの銀行で作った、などなど。

それらの銀行口座で、現在は使っていなくて残高はほぼない、という口座もあるのではないでしょうか。

相続手続きが大変

相続が発生すると、遺された家族は、亡くなった方の名義になっている預金口座を探し出し、銀行で解約・払い戻しの手続きをとります。

郵送で手続きができる銀行もありますが、窓口に行かないとできない銀行もあります。
予約をとらないと手続きがとれない銀行もあります。
また、手続きのため銀行へ行って待つことも多いです。
預金口座の数が多いと、その分だけ、相続手続きに手間と時間がかかることになります。

また、相続税の申告などで残高証明書が必要な場合は、残高証明書の発行手数料もかかります。
数百円の残高に対し、残高証明書の発行手数料を引くと、ご家族の手元に残る残高はゼロに近いということもままあります。

使っていない預金口座があれば、解約して、2〜3の預金口座に集約することを考えてみましょう。

自分のためにも預金を集約

使っていない預金口座を解約して2〜3の預金口座に集約するのは、自分のこれからの生活のためでもあります。
預金口座が分散していると、今どれだけ預金残高があるのか、すぐに分からないということもあるのではないでしょうか。

財産整理は、元気なうちでないと難しくなります。
終活の財産整理は、預金口座の把握と整理、集約することから始めてみることをおすすめしています。

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