年金収入がある方が確定申告をするときの手順と準備する主な書類をご紹介します。
確定申告をするときにご参考にしてみてください。
手順
- 確定申告をするために必要な資料を集める
資料は下記をご参照ください。 - 確定申告書を作成する方法を決める
確定申告書を作成する方法は、手書き、パソコン、スマートフォンの3つになります。
手書きで作成するときは、確定申告書用紙を最寄りの税務署から受け取ります。
国税庁のホームページからPDFでダウンロードすることもできます。 - 確定申告書を作成する
手書きで作成するときは用紙に必要事項を記入していきます。
パソコン、スマートフォンで作成するときは国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で必要事項を入力して作成します。
確定申告書にはマイナンバーを記入します(家族を扶養しているときはご家族のマイナンバーも)ので、マイナンバーカードまたはマイナンバー通知カードを用意します。 - 確定申告書を提出する
確定申告書は、申告をする年分の翌年2月16日から3月15日の間に提出します。
還付申告(税金を戻してもらう)の場合は、申告をする年分の翌年1月1日から提出することができます。提出は次のような方法があります。
・手書きで作成したとき→税務署へ郵送または持参・パソコンで作成したとき→印刷して紙で提出(税務署へ郵送または持参)またはデータ送信
・スマートフォンで作成したとき→データ送信
データ送信するには、マイナンバーカードとマイナンバーカード読み取りのスマートフォン(またはICカードリーダー)、またはIDとパスワードが必要になります。IDとパスワードを取るには税務署で手続きをします。 - 税金を納付するまたは還付を受ける
納付期限は3月15日です。
納付方法は、現金、振替納税、インターネットバンキング、クレジットカードなどになります。納付書が送られてくるわけではありません。ご自分で納付します。還付申告のときは、確定申告書へ記載した口座へ振り込まれます。3週間から1ヶ月半くらいで振り込まれます。データ送信をすると振り込まれるまでの期間が短くなります。
準備する書類
準備するおもな書類は以下のようなものです。ご自分に該当するものを用意します。
<年金収入の書類>
公的年金等の源泉徴収票
生命保険契約等の年金の支払調書
<給与収入があるとき>
給与所得の源泉徴収票
<満期保険金や解約返戻金があるとき>
生命保険契約等の一時金の支払調書
<上場株式・投資信託などを売ったとき>
特定口座年間取引報告書
<配当収入があるとき>
支払通知書
特定口座年間取引報告書
<土地・建物を売ったとき>
売ったときの売買契約書
買ったときの売買契約書や建築工事請負契約書
購入時と売却時にかかった費用の領収書
<生命保険料を支払っているとき>
生命保険料控除証明書
<地震保険料を支払っているとき>
地震保険料控除証明書
<社会保険料を支払っているとき(家計が一緒の家族の分も含みます)>
国民健康保険料支払済額のお知らせまたは領収書
<医療費があるとき>
医療費の領収書
医療費のお知らせ
<寄付金を支払ったとき>
寄付金受領証明書
<小規模企業共済に掛金を支払っているとき>
掛金払込証明書
<住宅ローン控除を受けているとき>
住宅借入金年末残高証明書
【あとがき】
確定申告相談会へ行ってきました。いらっしゃる方が少なく、相談をされた方もこちらはすいていますねと驚いていました。