仮払金という科目は、「とりあえず」使う科目です。
デフォルトで「仮払金」という科目がないとき、科目を追加してもいいですが、他の科目でも代用できます。
仮払金を使うとき
仮払金は、現金や預金から出金があったけど、
- 出金の内容が分からず科目を決められない
- 何の科目を使えばいいか分からない
- 支払ったけど最終的な金額が確定していない
- 間違って出金した(後で戻す予定)
のようなときに使う科目です。
その名の通り、とりあえず、仮に支払ったときの科目で、決算のときには仮払金の残高をゼロにします。
科目が決められないとき、「とりあえず、仮払金で処理しておいてください」と言われることも多いのではないでしょうか。
やよいの青色申告オンラインには仮払金がなかった
どの会計ソフトにもデフォルトで、仮払金という科目はあると思っていたのですが、そうではありませんでした。
やよいの青色申告オンラインには、デフォルトで仮払金がありません。
一般的には流動資産の立替金の下にあることが多いのですが、やよいの青色申告オンラインにはありません。
科目はあまり増やさない方がいい
「仮払金」がないときの対処としては、科目を自分で追加する、または、他の科目で代用します。
科目を追加する
会計ソフトは、自分が使いたい科目を設定することができます。
やよいの青色申告オンラインだと、次のように仮払金を追加します。
- 「他流動資産」を選択して「科目を追加」をクリックします。
- 「他流動資産」の一番下に、行が追加されるので、仮払金と入力します。
- 入力したら「登録」をクリックして完了です。
他の科目で代用する
もうひとつの方法は、他の科目で代用します。
「他流動資産」にすでにある科目で代用できるか見てみましょう。
使えそうなのは、「立替金」か「預け金」です。
どちらも、科目の説明に”一時的”という言葉があります。
仮払金も一時的な科目です。「立替金」または「預け金」で代用できます。
二つの方法をご紹介しましたが、おすすめは、2つめの他の科目で代用するです。
科目は、自分が使いやすい、分かりやすい科目をつくることもできます。
この科目を使わなければいけないということはありません。
ただ、使う科目が多いと、この場合は何を使うんだっけ?と迷うことも多くなります。
慣れないうちは、すでにある科目で間に合わせてみましょう。