自分が亡くなった後、残った財産を社会に役立ててほしい。
遺産を非営利団体へ寄付することを「遺贈寄付」といったりします。
寄付したい団体が決まっていないとき、決めていくヒントをご紹介します。
今まで寄付したことがある団体から
今まで寄付をしたとことがある団体があれば、団体名を書き出してみます。
寄付したのは、その団体の何に共感したのでしょうか?
活動内容、歴史、知名度、活動している地域、信頼感、その団体の雰囲気、働いている人の人柄、など。
その中で自分が重視する項目は何でしょうか。
自分が重視する項目に当てはまる団体はあったでしょうか。
今まで寄付した団体なら、お手元に資料が残っているかもしれません。
資料がなかったり古かったら、インターネットで調べたり、団体へ連絡して取り寄せてみましょう。
今までの人生を振り返ってみる
今までの人生を振り返ってみて、遺贈したいという想いにつながる、きっかけや理由を探してみます。
きっかけや理由は何でしょうか。きっかけや理由から、活動分野や活動地域を選んでみます。
- 活動分野
子供の貧困、被災地支援、環境保護、医療の研究など - 活動地域
生まれ育ったところ、住んでいるところ、行ったことがあるところ
日本国内なのか、海外なのか、など
活動分野や活動地域が絞れたら、当てはまる団体に連絡して資料を取り寄せたり、団体の説明会へ参加してみます。
自分の想いが託せる団体か、確認します。
遺贈寄付をする団体へ事前に連絡
遺贈寄付を受ける団体には、亡くなった後に「遺贈するという遺言書があります」と連絡がくることが多いようです。
遺贈寄付をする団体へは事前に連絡をしておくと、より自分の想いが伝わります。
亡くなってからだと、ご本人から遺贈寄付をした方の想いをきくことができません。
また、現金以外の遺贈の場合は、団体によっては受け入れられなかったりします。
事前に伝えたからと言って、遺贈寄付をしなければいけないわけではありません。
途中で気が変わってもいいのです。
寄贈寄付をする想いを本人から聞くことができると、遺贈寄付を受ける団体に、より想いが伝わります。
【あとがき】
久しぶりに実家へ帰りました。
実家の周りを散歩しました。新しく建てられた家もちらほら見ましたが、空家が増えたなあと感じました。