遺贈寄付の調査結果をみて

日本承継寄付協会が、2021年8月に遺贈寄付の調査を行いました。
「IZO PROJECT 2021」に参加して、調査結果の一部を見ることができました。
調査結果を見て思ったことを書いてみます。


詳しい調査結果は、後日、日本承継寄付協会のホームページで公表予定とのことです。

目次

相続人が兄弟姉妹の人が高額寄付を希望

相続人の種類と遺贈寄付の希望を聞いた質問。
相続人が兄弟姉妹の人は、約3人に1人が「全財産」または「高額寄付(100万円以上)」を選択したとのこと。

これは納得です。
相続人が兄弟姉妹ということは、子供がいない、配偶者もいないということになります。
(親はすでに亡くなっている)

兄弟姉妹といえど、歳をとると関係性は薄くなります。
兄弟姉妹に財産を残すより、自分が応援する団体へ寄付したいという気持ちは分かります。

私も将来は、同じ状況になる予定です。
子供がいないので、夫が先になくなると相続人は弟。弟が先に亡くなっていると甥になります。
(一般的に女性の方が長く生きるので、相続人が甥になる可能性が一番高い)

甥に残った財産がいくより、自分が応援する団体へ寄付して有意義に使ってほしいと思っています。
(財産が残ったらの話ですが、、、。また、将来甥が、応援したいと思える事業をしていたら、残った財産を使ってほしいと思うかも)

遺贈寄付の印象はお金持ちが行うもの

遺贈寄付についてどのような印象を持ちますか?という質問では、「お金持ちが行うことだと思う」いう回答が約40%。
相続に関わる実務家に調査したときも、寄付された金額は最低100万円だったようです。

遺贈寄付の意向がある人は、全体の4割で、遺贈寄付の意向金額では、100万円以上の割合が最も高い。

遺贈寄付をしようと考えると、それなりの金額でなくては、という気持ちがあるようです。
でも、100万円というと敷居が高いです。
多額の金額を寄付する必要はなく、数万円から遺贈寄付できると分かると、遺贈寄付がもっと身近になります。

【あとがき】
年金の勉強をしています。年金は法律改正が多く、複雑という印象を持ちました。税金の世界と同じです。

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